お久しぶりです。
ここ最近のことなどを少し。
変わらず、ライブで音楽にまみれる毎日です。
イエローモンキーに関しては、前回の更新以降、福井・大阪と(今週末は福岡へ、来週末は広島へ)足を運んでいます。
どこかの週末ごとに夢のひとときが待っているというこんな日々が、9月末まで続くと考えただけで、全身から喜びが溢れてきます。
そんな中、イエローモンキー30周年を記念した雑誌「SWITCH」の特別号が発売になりました。
この発売をお祝いしようと、枚方 蔦屋書店さんからお声かけいただき、先日「深町絵里と『SWITCH』片手にイエローモンキーを語る夕べ」なるイベントを開催。
決定版ですらたいそうなネーミングをつけていただいたこのイベントですが、当初、担当者の方からの提案書には「深町絵里トークショー」なる冠がついていたので、「それだけはやめてください・・(ありがたいのですが)(そんな立派な者ではございませんので)(恥ずかしすぎます)」とお願い申し上げたのでした。余談。
そんなこんなで、皆さんと語れるイベントにしたいとの思いも通じ、当日はBeliever.(イエローモンキーファンの通称)の皆さんにお集まりいただき、盛況にて終えることができました。
イベントでは、バンドの歴史、歌詞の世界、ライブの魅力、「SWITCH」の読みどころについてなどトークを展開。
一緒にトークをご担当いただいた蔦屋書店の文学コンシェルジュの方が、ご自身も大変熱量の高いBeliever.で、吉井和哉の歌詞を文学的観点から分析など、非常に面白いお話もしてくださいました。(5歳の時にお父様を亡くしている吉井さんの詩世界は、少年時代に父を亡くした太宰治と通ずるものがあるとの分析でした)
吉井文学とも呼ぶべきあの独特の美しさを持つ歌詞は、バンドの魅力の根幹を成していると私も考えています。
しかし、当の吉井さんは読書が苦手であまり本はお読みにならないというのだから、不思議です。
生まれながらの言葉の操り手なのか。持って生まれた感性というものなのでしょうか。
また今号の「SWITCH」で、メンバーが解説するディスコグラフィのページと、イエローモンキーを撮り続けてきたカメラマン有賀幹夫さんのインタビューページを担当されたライターさんが、当日会場へ。飛び入り参加いただき、取材の裏話などもご披露いただきました。
このライターさんがまた熱心なBeliever.でして。
イベント後にも色々とお話させていただいたのですが、私とまさに同世代で、青春時代からイエローモンキーに恋い焦がれてきた思いや、愛するバンドゆえの仕事での葛藤・向き合い方など、共感できることばかりですっかり意気投合。私にとっても非常に意味あるご縁をいただきました。
因みに、船寄洋之さんとおっしゃる方で、ブログにて今号に対する思いも綴られています。
ご一読されると、作り手がどんな思いでどんなに丁寧に取り組んだか、特別な号であるかがよりお分かりになると思います。
この特別号の「SWITCH」は、内容が実に素晴らしいです。(宣伝とかお世辞とか抜きで!)
メンバー4人のインタビューも非常に細やかで丁寧なもので、包み隠さず本音で語られているのがよくわかります。(表紙の笑顔も素晴らしいしね!)
今だからこそ語ることができる、そんなお話ばかりです。当時解散の痛みを味わったファンにとっては、今だから聞くことができる話でもあるかも。そう思うと、今があることのありがたさが身に沁みて感じられる。そんなインタビューですね。
そして、前出の船寄さんがご担当のディスコグラフィページの美しさよ!
一枚ずつアルバムジャケットのカラーに合わせた装飾で(お花のスタイリングが息を飲むほどキレイ)魅力がより引き出されています。この状態で額縁に入れて飾りたいくらい。
有賀さんのインタビューも、そばで見ていた者だからこそわかる直感やストーンズとの比較など、有賀さんにしか語れない切り口の内容。
とにもかくにも、今号は永久保存版でしょう。
まだお読みになっていない方は、お早めに。
もう少し書こうかしら、と思っていたのですが。
書きたいことが多すぎて(どこから手をつけていいのやら)逆に書きたいことがない、みたいな感じ。散らかりそうなので。
今夜はここまでにします。
ではまた。